「毎日一生懸命やっているのに、なんで評価されないんだろう」
そんなもやもやを、ずっと抱えていませんか。
私もそうでした。地方の中小企業で一般事務員としてキャリアをスタートし、2回の転職を経て、3社目の会社で26年かけて役員になりました。在籍は通算35年。特別な才能も、コネもありませんでした。「将来、役員になろう」と最初から決めていたわけでも、もちろんありません。
それでも、道は拓けました。
この文章を書こうと思った理由
「私の経験が、誰かの役に立てるだろうか」
何度もそう自問しながら、それでもこの連載を書くことにしました。
大手企業の女性活躍推進の話をニュースで見るたびに、「ああ、中小企業は違うな」と感じていた時期がありました。制度も整っていない、評価基準も曖昧、女性の管理職なんて前例がない。そういう環境の中で、それでも今日も仕事をしている女性たちがいます。
日本の企業の99.7%は中小企業です。そこで働く女性たちの声は、なかなか表に出てきません。
私の経験は、華やかではありません。泥臭くて、長くて、何度も心が折れそうになった35年です。だからこそ、同じような場所にいる誰かの心に届くかもしれない。そう思って、書き始めました。
この連載が届いてほしい人
- 中小企業でコツコツ仕事をしているけれど、評価されていると感じられない女性事務員さん
- 一生懸命やっているのに、なぜか先へ進めないという閉塞感を感じている方
- 管理職になったはいいが、上司と部下の間で板挟みになって悩んでいる中間管理職の女性
- 今の会社でこのまま続けるべきか、転職すべきか迷っている方
- 「私には特別な才能がないから」と、可能性に蓋をしてしまっている方
私はそのすべての方の気持ちに寄り添いたいと思って、この連載を書いています。
「なぜ」が、エンジンになった
「なんで私は評価されないんだろう」
残業して資料を仕上げても、誰にも気づかれない。改善のアイデアを提案してみたら「事務員がそんなこと考えなくていい」と軽くあしらわれる。昇進していくのはいつも男性で、自分はずっと同じポジションのまま。
その「なぜ」という疑問が、実は私のキャリアのエンジンになっていた――と、今になって気づきます。
もやもやしながら、でも辞める勇気もなくて、今日もパソコンの前に座っている。そんなあなたに届けたくて、私は35年間の経験をここに書きます。
大切なのは、今すぐ劇的に変わることではない
今日から少しだけ、「なぜだろう」と疑問を持つこと。少しだけ、「もっとよくできないか」と考えること。
その小さな積み重ねが、5年後、10年後のあなたのキャリアを、確実に変えていきます。
特別な才能がなくても、コネがなくても、中小企業の一般事務員でも、信念を持って働き続ければ道は拓ける。そのことを、35年間の実体験をもってお伝えしていきます。
次回は、私のスタートライン――2回の転職と、3社目の地方事業所での一般事務員時代についてお話しします。
執筆者:中小企業 元一般事務員・元役員

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